大変な歯の根の治療~なかなか開かない根管
2016/09/14
歯の根の治療では、歯の根の先(根尖)まで器具を到達させて、
薬で出来る限り細菌の量を減らし、
密封させるために、樹脂(根充剤)を詰めます。
これによって、再度虫歯にならない様にして冠をかぶせたり、詰め物をしていきます。
レントゲン写真でもなかなか歯の根の道が見つかりません。
しかし、
何年も前から歯に痛みを訴えており、どうしても歯の根の先まで
器具を到達させなければなりませんでした。
4回ほどトライして何とか除菌、歯の根の封鎖を行うことができました。
また、昔の治療のリカバリーもMTAセメントという生体親和性の高い医療用コンクリート(セメント)にて
封鎖することができました。
この場合、歯の根の治療から歯が入るまでに9回という回数がかかっております。
このように、精密な歯の治療の場合、患者さまにご迷惑をかけながらもそれなり回数がかかることも
あるということを御承知おき下さいませ。
山梨県甲府市 あいざわ歯科クリニック